へなちょこ動物園のへなちょこSTUDIO

へなちょこマスター

ガリ版旅行記スペシャル
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ハゲタ蚊

アイデア ガリ版旅行記 さん
頭部がハゲ鷹のように禿げあがった蚊。北米大陸原産のハゲ鷹ファンドの如く人の生き血を吸いつくす獰猛な害虫なのでは?と誤解されがちだが、こちらは幸いにもへなちょ昆虫の一種なので、暑さに負けてついついヅラを脱ぎ捨ててしまっただけのことで、涼を求めてへなへな飛びまわっているにすぎない、実に人畜無害な虫けらだ。 蚊というやつはそもそも禿げあがっているものなのでは?というツッコミは、この際なしにしていただきたい。

亀レオン

アイデア ガリ版旅行記 さん
虫を捕食するためのなが〜く敏捷な巻き舌を持ち、背景に合わせて体色を変化させることができる亀の新種。樹上生活に適応しているため、枝に巻きつかせて体を支えるための尾もかな〜りなが〜く、むろん左右の目を別々に動かすことだってお茶の子サイサイだっ。ちなみに、世界で初めて発見された歴史的個体はと〜ぜんにも「レオン」と命名されたそうだ。 しかしながら、これはカメレオンのような亀などではなく、むしろ亀のような甲羅を身につけたカメレオンではないのかっ!?といった異論がカメレオン学の最高権威として名高い「亀有カメレオン学会」から近年提起されてきており、一方のカメ学最高権威「亀戸カメ同盟」のほうでも困惑を隠しきれない様子だという…。

しまう魔

アイデア ガリ版旅行記 さん
屋内で飼われることの多い愛玩用の小型シマウマ。けものらしからぬ几帳面さ&整頓好きという誠に奇特かつ御りっぱな性質を持ちあわせている。そのため、先祖伝来の由緒正しい縞模様の毛並みはいつでもどこでも一糸乱れぬ流麗優美っぷりを保っており、また、そこらへんに放りだしておいた洗濯物やら雑誌やらをあぁっっ〜と言う間に箪笥や本棚にしまいこんでくれる魔法まで兼ね備えているので、多忙を極める都会人の間で大変重宝されているのだそうだ。

マトリョー鹿

アイデア ガリ版旅行記 さん
厳冬のシベリア奥地にて大発見された新種の有袋鹿。母鹿は腹部のカンガルー型ポケットのなかで子鹿を育て、その子鹿もまた、それなりにお年頃の娘さんに成長すると、同じく腹部の袋内に子宝を宿す。この有袋類の風変わりなところは、乳飲み子を袋に入れたままの状態の若い母鹿が、な〜んと!さらに祖母鹿の大きくたるんだ袋の中にすっぽりおさまり、休息をとったりすることもある点だ。こんな実に微笑ましい親子三代の姿が、まるで入れ子式のマトリョーシカのようであることから、この名がついたようだ。

ハグワシ

アイデア ガリ版旅行記 さん
仲間うちの挨拶として親しげにハグしあうことで敵対心の無さを示す、実に友好的なワシ。よぉ〜く観察してみると、羽でグワシ!サインを送りあっている実に微笑ましい姿を目撃することもできるが、これは彼らにとって最高級の親密度の表現なのだそうだ。 すでにうすうすお気づきのように、楳図かずおセンセイから多大な影響を受けて進化した種族なので、羽毛はもちろん紅白の縞模様だっ(笑) この奇妙な符合から、当然にもかの珍鳥「サンタふくろうス」との血縁関係がトリ沙汰されているとかいないとか(どっちやねん)

サンタふくろうス

アイデア ガリ版旅行記 さん
2月の風物詩とも言えるあの有名人(架空のチャリティーひげおじさん)の衣装を思わせる鮮やかな紅白の羽色、大きなフクロを背負っているかのように見える後背部のコブ状の突起が最大の特色であるフクロウの一種。 無論、季節限定モノなので、うっかり見逃してしまうと、また一年間じっと待たなければお目にかかることはできなくなってしまう。しかし、近年は11月中旬あたりからウンザリするほど大量繁殖するようになってきているようなので、ご心配には及ばない。 そして、そんな光景が夢幻であったかのように、ある日を境にいきなり姿が見えなくなってしまう。それからわずか数日後の大晦日、もはや何処にもその生存の痕跡は確認できない。この驚くばかりの激減ぶりが世界ふくろう学会においても長らく大きな謎とされてきたが、もしや紅白歌合戦の紋様を保護色として人知れず越冬を図っているのでは??といった新説もちらほら囁かれはじめているそうだ。

ナイス貝

アイデア ガリ版旅行記 さん
二枚貝だけに、かな〜りの二枚目ガイ。江戸前にはもはや欠かすことのできないほどの男前らしく、磯のアワビもついつい片想いしてしまったそうだ。


チンパン人

アイデア ガリ版旅行記 さん
チンパンジーが進化した類人猿の一種。原種のチンパンジーよりもさらにヒトに近づいていて、もはやサル顔のヒトとの見分けがつかなくなるほどに似てきているのだが、年老いてくると「チンパン爺」となり、もとのチンパンジーに退化してしまうのだそうだ。


ウラオモテ山猫

アイデア ガリ版旅行記 さん
その名のとおり、ウラオモテがある山猫。二つの顔を併せ持っているためか、かな〜りの八方美人のようで、自他ともに認める奥山の社交家だ。ただし、オモテの顔とウラの顔とで意見が噛み合わないこともたまにはあるらしく、そんな時にはどちらか一方がフテ寝を決めこむことによって、なんとかまるくおさまっているのだそうだ。


エキス虎

アイデア ガリ版旅行記 さん
そぉ〜っと背後を通り過ぎたりするだけで、声ひとつださない実に物静かな虎。役者揃いの動物園にあってはかなり地味な存在と言えるが、なくてはならない役どころであるのもまた確かなことである。何処からともなくやって来て、また何処へともなく消え去って行くので、その生活実態はまだまだ多くの謎に包まれているが、どうやら駅を巣にしているらしい。